無形ギフトは「思い出」のプレゼント。メリット・デメリットをまとめて解説!

むぎ

このブログでは高齢者へのプレゼントを探している方に、「無形ギフト」をおすすめしています。

でも、「無形ギフトがおすすめ!」と言われても

  • そもそも無形ギフトってどんなもの?
  • ふつうのプレゼントと何が違うの?
  • なんで無形ギフトがおすすめなの?

と疑問に思われた方もいるかもしれません。

そこで今回は、無形ギフトについてや、そのメリット・デメリット、おすすめ理由について解説します。

無形ギフトとは物質的な形を持たず、体験や時間、サービスなどの形で贈られるプレゼントです。

一方、有形ギフトとは具体的な品物であり、受け取った人がモノとして利用や消費をすることができます。

むぎ
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実際に手に取れるかどうかの違いですね。一般的なプレゼントは有形ギフトが多いでしょう。

どちらも贈る側・受け取る側それぞれにメリット・デメリットがあります。

上の図はプレゼントを受け取る側からみた場合の一覧表になります。

それぞれの中身を見ていきましょう。

まずは有形ギフトから見ていきます。いわゆる一般的なプレゼントの形です。

手に取る喜びは有形ギフトならではの魅力です。

プレゼントとしての存在感や、ラッピングを開けるワクワク感があります。

食べ物などの例外もありますが、長く使えることが多いです。

たとえばファッショングッズや家電などは、長期間にわたって使えます。

形として残っているといつでも見たり、触れたりできることも利点のひとつです。

高品質の寝具やパジャマなど日常的に使われるものは、そのたびに送り主からの思いやりを感じることができます。

贈る側のメリット

バリエーションが豊富という点です。
たとえばゴルフ好きの人へのプレゼントでは、

  • ゴルフグッズやゴルフウェア
  • トレーニング用品
  • ゴルフ関連の書籍やDVD など

さまざまな種類や価格帯から選べます。

シンプルに『好みではない』ことがあります

どんなに高価なモノでも、素敵なモノでも好みに合わなければ使ってもらえません。

みなさんもプレゼントをもらった時、とても嬉しい気持ちになる一方で、『これは使わない(使えない)かも』と思ったことはありませんか?

むぎ
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自分のために選んでくれたプレゼントを使わないと、後ろめたさを感じる人もいます。

モノには大きさに関係なく保管場所や管理が必要ですが、高齢になるほどモノの管理は大変になっていきます。

「形として残る」というメリットが、デメリットにもなります。

贈る側のデメリット

相手の好みに合わないと使ってもらえない点です。

好みを正確に把握することはむずかしいですし、ライフスタイルの変化により好みも変わることがあります。

モノの場合には、他の人のプレゼントとカブってしまったり、すでに本人が同様のモノを持っていたりすることがあります。

欲しいモノを聞いても、なかなか答えてもらえない場合があります。

そんなとき、一番いい方法は一緒に買い物に出かけることです。

むぎ
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たとえプレゼントが見つけられなくても、相手の興味や好みを知ることができます。

しかし、住んでいる場所や相手の状況によってはむずかしいことがあります。

続いて無形ギフトのメリット・デメリットです。

一番のメリットは特別な体験や思い出ができることですこの体験がきっかけとなり、新しい趣味ができる人もいます。

形がないのでかさばらず、持ち運びに困りません。モノと違い収納場所を用意したり、処分や管理について心配したりする必要もありません。

贈る側のメリット

モノと違いカブることが少ない点です。
たとえば旅行をプレゼントした場合、一度行ったことがある場所でも、新しい思い出ができます。

もらった瞬間に手に取れないのでプレゼントとしての存在感が薄いです。

そもそも形がないので、モノとしては残りません。

しかし、思い出を写真や日記として手元に残す方法はあります。

贈る側のデメリット

一部の体験ギフトは高額なため、予算内に収めることがむずかしい場合があります。

せっかくのプレゼントが手元の残らないのは残念だと思われるかもしれませんが、高齢者の場合にはむしろメリットのほうが大きいと思っています。

なぜなら、高齢者は

  • すでにたくさんのモノを所有している
  • 保管場所の確保や管理が大変になる
  • モノを捨てることがむずかしくなる

という傾向があるからです。


仕事でいろいろな高齢者の自宅を見てきましたが、掃除が行き届いた家はあっても、モノが少ない家はほとんどありませんでした。

モノが多く、部屋に介護ベッドが入らないために、退院が延期になることもあります。

高齢になると気力や体力、判断力の低下などから、モノの管理がむずかしくなっていきます。

高齢者はモノが少ない時代に、モノを大切にする文化で育っているため、「もったいない」という意識が強くモノを捨てることに抵抗を感じる人も多いです。

むぎ
むぎ

モノは勝手に減ってくれません。無形ギフトならお互い処分について考えなくていいですね。

このブログでは「無形ギフト」をおすすめしていますが、人によっては「有形ギフト」がいい場合もあります。

  • 相手の欲しいモノが明確
  • 予算内に収まる

上記2つのどちらも当てはまるなら、そのモノを贈りましょう。間違いなく満足度が高くなります。

祖母が掃除機を探していたとき、我が家で使っているものをためしに貸し出したところ、気に入っていたので同じ掃除機を買ってプレゼントしました。

むぎ
むぎ

欲しいモノがわかっていたので、安心してプレゼントできました。毎日使ってくれるので私も嬉しいです。

  • 相手の欲しいモノがわからない
  • 絶対に贈りたいモノは特にない

という方には無形ギフトがおすすめです。

むぎ
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欲しいモノが明確でない場合は、基本的に「無形ギフト」をおすすめしています。

ここでは、「有形ギフト」「無形ギフト」それぞれのメリット・デメリットを見てきました。

プレゼントは感謝やお祝いの気持ちを伝える手段であり、正解はありません。100人いれば100通りのプレゼントがあり、思い出を贈る方法もたくさんあります。

手に取れるモノも素敵ですが、心に残る体験や一緒に過ごす時間のプレゼントは、一生の思い出です。

まだプレゼントが決まっていない方は、ぜひ一度「無形ギフト」で思い出を贈ってみてください!

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