【高齢者に旅行を贈る】おすすめのプレゼント方法を徹底解説!
「両親の金婚式に、記念として旅行をプレゼントしたい」
「おじいちゃん、おばあちゃんが元気なうちに旅行をプレゼントしたい」
高齢者に旅行をプレゼントしたいと思う機会はいろいろあると思いますが、良い方法がわからないという方もいるのではないでしょうか?
- 旅行になれていない両親にプレゼントしたいけど、大丈夫かな?
- 旅行プランが決まっていないけど、サプライズで贈る方法はある?
旅行をプレゼントする方法はいくつかありますが、高齢者にプレゼントする場合に重要なことは簡単に利用できるかどうかです。
旅行をプレゼントする方法によっては、相手に手間がかかります。なので、旅行を楽しむ前にストレスを感じてしまうことがあるからです。
この記事では高齢者に旅行をプレゼントする方法を4つご紹介していますが、一番のおすすめは「カタログギフト」です。
理由は、
- カタログギフトは、冠婚葬祭などで受け取ったことがある人が多く高齢者にも馴染みがある
- 旅行になれていない人でも、簡単に予約できる
- 宿泊施設を探す手間がかからない
という特徴があるからです。
この記事を読むことで、高齢者に旅行をプレゼントする4つの方法の中から、あなたが贈りたい相手にピッタリの方法がわかるようになります。
高齢者に旅行をプレゼントする方法4選
高齢者に旅行をプレゼントするには、以下の4つの方法があります。
- 贈る側がネットや店舗で予約する
- 宿泊券を贈る
- 旅行券・旅行カードを贈る
- カタログギフトを贈る
それぞれの特徴とメリット・デメリットを見ていきましょう。
贈る側がネットや店舗で予約する
高齢者の代わりに、贈る側がインターネットや店舗で予約する方法です。
購入方法
インターネットや店舗で予約できます。普段旅行する方には、一番馴染みがある方法でしょう。
店舗で予約した場合、予約確認書(バウチャー)をもらえるので相手に渡しておきます。
インターネット予約であれば、プリントアウトして渡しておくと安心です。
使用方法
当日、フロントに予約確認書を提示するだけです。キャンセルや変更があった場合、予約者である贈る側が対応する必要があります。
メリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
受け取る側 | ●まったく手間がかからない ●当日チェックインするだけで良い | ●宿泊施設が選べない ●サプライズ感がない |
贈る側 | ●お得なプランやオプションが自由に選べる | ●日程確認から旅行の予約まですべて行う必要がある |
高齢者にとって、一番手間のかからない方法です。
予約するには、事前に旅行プランを決める必要があるので、相手の希望を聞いておくことが重要になります。そのため、サプライズで贈りたい場合には向きません。
旅行サイトを比較してお得なプランや、好きなオプションを自由に選べます。
相手に金額がわからない点もメリットです。しかし、贈る側が旅行になれていない場合には、手間に感じてしまうでしょう。
宿泊券を贈る
相手が泊まりたいホテルや、自分がオススメする温泉旅館など、贈りたい宿泊先がある場合は、宿泊券を贈る方法があります。
宿泊券は、各施設によって
- 宿泊券
- 招待券
- 宿泊招待券
- 宿泊ギフト券 など
呼び方に違いはありますが、「特定のホテルや旅館に泊まれる券」というものです。
ホテルや旅館が発行する宿泊券の他に、カタログギフトの中から贈る側が宿泊施設を指定して贈る招待券というものもあります。
しかし、宿泊券を発行している施設は多くありません。GW、年末年始など、利用できない期間もあるため、注意が必要です。
購入方法
宿泊券は、公式サイトや各宿泊施設で購入できます。カタログギフトの招待券はインターネットからの購入です。
直接相手に郵送するか、送り先を自分の自宅に指定すれば手渡しすることもできます。メッセージカードやラッピングは無料で選べることが多いです。
使用方法
宿泊券の場合、一般的には各宿泊施設に「電話」か「インターネット」で予約して、当日フロントに宿泊券を提出します。
招待券は、「電話」で予約して、当日フロントに招待券を提出します。
有効期限は購入から6ヶ月〜1年のことが多いです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
受け取る側 | ●日程を決めるだけで良い ●簡単に予約が取れる | ●宿泊施設が選べない ●有効期限がある |
贈る側 | ●ネットから購入できる | ●宿泊券がない場合がある |
日程を決めて電話で予約するだけなので、高齢者でも利用しやすいでしょう。宿泊施設の変更はできないので、事前に希望を聞いておくことが大切です。
贈る側は、宿泊券を贈るだけなので手間がかかりませんが、宿泊券のないところも少なくありません。
10,000円券など金券タイプの宿泊券の場合、高齢者が自分で宿泊プランを選ぶ必要があります。
旅行券・旅行カードを贈る
旅行券は、旅行代理店によって発行された商品券のことです。
旅行代理店で販売されているパッケージツアーや宿泊代金の支払いに利用できます。
- 書籍が購入できる図書カード
- ビールが購入できるビール共通券
と似ていますが、大きな違いがあります。
それは、旅行券を発行した旅行代理店の商品にしか使えないことです。
旅行券を発行している主な旅行代理店は、以下の通りです。
- JTB
- 近畿日本ツーリスト
- H.I.S
- 日本旅行
購入方法
店舗だけでなく、インターネットからの購入も可能な場合があります。
従来の紙の商品券だけでなく、金額設定が自由に選べるプリペイドカード式の旅行カードというものもあります。
購入時の注意点は、購入場所によって支払い方法が現金のみや、銀行振込のみの場合があることです。
使用方法
店舗での旅行代金の支払いや、Webサイトで申し込みをした商品のオンライン決済に利用できます。
旅行券を発行している会社によって、お釣りの有無、有効期限にこまかな違いがあるので確認が必要です。
外国通貨やJR回数券など、一部利用できない商品もありますが、一般的な旅行者は気にしなくて良いでしょう。
旅行券・旅行カードのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
受け取る側 | ●旅行プランを自由に立てられる ●有効期限がない場合が多い | ●すべて自分で行う必要がある ●使える場所が限定される |
贈る側 | ●こまかな金額設定ができる | ●金券なので金額がわかってしまう |
旅行券を発行している旅行代理店の商品の中から、自分で自由に選べることが一番のメリットです。
その一方、旅行の場所選びから購入手続きまで、すべて自分で行わなければなりません。
パソコンやスマホが使えない人の場合は、店舗まで行く必要もあります。
1,000円券、10,000円券などを組み合わせたり、プリペイド式の旅行カードに好きな金額をチャージしたり、こまかく金額を設定できます。
旅行券には金額が記載されているため、相手に金額を知られたくない場合には向きません。
旅行券については【旅行券は欠点だらけ?】高齢者に贈るときの注意点もご覧ください。
カタログギフトを贈る
贈る側が予算にあったカタログギフトを贈り、受け取った方がカタログに掲載されている宿泊施設の中から自由に選ぶ方法です。
結婚祝いや香典返しなど、さまざまな場面でカタログギフトを利用したことがある方も多いのではないでしょうか。
- 日用品や食品など、多彩な商品が掲載されたもの
- 老舗料亭や人気スイーツ店などのグルメが掲載されたもの
- 食事券やホテルスパなど体験型ギフトが掲載されたもの
など、カタログギフトはバリエーションが豊富です。
その中でも、旅行に特化したカタログギフトがおすすめです。全国の厳選されたリゾートホテルや温泉旅館が掲載されているので、選ぶ楽しさがあります。
購入方法
カタログギフトは旅行会社やカタログギフト専門会社が販売しており、インターネットや店舗で購入できます。取扱店舗が少なく、店舗に置いてある商品も限られるため、インターネット購入がおすすめです。
多くの場合、Web上で見られる「デジタルカタログ」があります。どんな施設があるのか、事前に確認しておくと安心ですね。
使用方法
カタログの中から好きな宿泊施設を選び、自分で予約します。各カタログギフトにより多少の違いはありますが、すべて自宅から簡単に予約できます。
手順の一例をあげると
カタログの中から利用したい施設を選びます。
カタログの中に入っている申込みハガキに必要事項を記入して投函します。
自宅に招待カードが届くのを待ちましょう。
利用したい日を決めたら、施設に電話で予約します。
(カタログギフトによっては、専用の予約デスクを設けている場合があります。)
当日フロントに招待カードを提出して、チェックインします。
というものが多く、インターネットを利用しない高齢者でも安心です。
有効期限は発行日より6ヶ月〜1年のことが多いです。
メリット・デメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
受け取る側 | ●自分で選ぶ楽しさがある ●簡単に予約が取れる | ●カタログの中からしか選べない ●有効期限がある |
贈る側 | ●誰にでも贈りやすい | ●システム料がかかる |
カタログギフトには全国の宿泊施設が掲載されています。普段旅行しない方の場合、選択肢が多すぎると迷ってしまうのでカタログギフトだと選びやすいでしょう。
予約はハガキと電話で完結するので、パソコンやスマホが使えない高齢者でも簡単に行えます。
カタログギフトには、ギフト本体の価格と別に数百円の「システム料」がかかります。
システム料とは、下記を含んだ料金です。
- カタログ冊子
- ギフトBOX
- ハガキ代
- 選んだ商品の発送料 など
直接旅行を予約する方が費用をおさえられる場合もありますが、その分手間がかかります。
簡単に贈れて、どなたでも利用しやすいので、迷ったらカタログギフトがおすすめです!
高齢者に旅行をプレゼントするときの注意点
高齢者に旅行をプレゼントするとき、気をつけておきたいポイントは
- 高齢者が利用しやすいかどうか(手間)
- 心理的負担がかからないかどうか(安心感)
の2つです。
①手間:高齢者でも利用しやすい
利用しやすいかどうかは、旅行までにかかる手間の数で決まります。
なぜなら旅行には
- 行きたい地域を決める
- 宿泊施設を決める
- 宿泊プランを決める
- 日程を決める
- 交通手段を決める
- 宿泊予約をする
など、必要なことがたくさんあるからです。
高齢者にとって、手間の数が増えるほど大変になります。パコソンやスマホが使えないと、宿泊施設を見つけることもむずかしいでしょう。
なので、高齢者に旅行をプレゼントするときには、できるだけ手間がかからない方法を選びましょう。
自分で選ぶ楽しさは残しつつ、予約が簡単な方法がおすすめです!
②安心感:心理的負担がかからない
プレゼントの金額がわかってしまうと、受け取った方に気を使わせてしまいます。
旅行のプレゼントは、プレゼントの中でも高額になることが多いです。プレゼント代がわかってしまうと、お返しの心配をさせたり、相手に不要な気遣いをさせてしまうことがあります。
自分が受け取る側になったと思って考えてみると、よくわかります。
一般的に、目上の方に現金を贈ることは失礼だとされています。相手との関係性にもよりますが、金額がわからないプレゼント方法が良いでしょう。
チャートで選ぶプレゼント方法
4つのプレゼント方法のメリット・デメリット、注意点を見てきました。
以下に、あなたが旅行をプレゼントしたい相手にピッタリの方法がひと目でわかる簡単チャートをご用意しました。ぜひ参考にしてみてください!
A.贈る側が予約する方法が良い場合
- 贈る側と一緒に旅行する
- 相手が希望する宿泊施設がわかっていて、日程も決まっている
上記2つのどちらかに当てはまったら、贈る側が予約してあげましょう。
予算内に収まるなら、交通手段の手配もあわせて行うことで相手の手間が省けます。交通費の心配もなくなり、より高齢者の方に旅行を楽しんでもらえます。
B.宿泊券を贈る方法が良い場合
「泊まりたいホテルはあるけど、まだ日程は決められない」という方には、宿泊券が最適です。
宿泊券がない場合は
- 日程が決まり次第、贈る側が予約する
- カタログギフトを贈る
という選択肢があります。
カタログギフトには全国の宿泊施設が掲載されているので、行きたい地域の中から選べます。
C.旅行券を贈る方法が良い場合
- 旅行になれている
- 旅行代理店を利用する
上記2つのどちらにも当てはまる方には、普段利用する旅行代理店が発行している旅行券が良いでしょう。
自由に旅行プランが立てられる上に、旅行券には有効期限がないことが多いため、余っても次回の旅行に利用できます。
一般的に目上の方に商品券を贈ることは失礼とされているため、相手の考え方がわからない場合は避けたほうが無難です。
そんなときはカタログギフトを贈る方法があります。
旅行になれている方でも、自分では発見できない施設や体験に出会い、いつもと違った旅行の思い出ができるでしょう。
D.カタログギフトを贈る方法が良い場合
- 場所も日程も決まっていない
- 旅行になれていない
- 旅行プランを一から考えることは大変だ
という方には、カタログギフトを贈りましょう。
高齢者に旅行をプレゼントするときに重要なことは、「簡単に利用できる」ことです。カタログギフトなら、高齢者の方でも自宅から簡単に予約できます。
普段旅行しない方でも、自分好みの施設が選べます。誰にでも利用しやすいので、迷ったらカタログギフトがおすすめです!
高齢者に旅行をプレゼントする一番おすすめの方法は「カタログギフト」
4つのプレゼント方法と、贈りたい相手別のプレゼント方法を見てきました。
結局、どなたにでも贈りやすい方法はカタログギフトです。
理由は
- 簡単に予約できる
- 宿泊施設を探す手間がかからない
- 金額が相手にわからない
という特徴があるからです。
簡単に予約できる
カタログギフトは、冠婚葬祭などで受け取ったことがある人が多く、高齢者にも馴染みのある方法です。
予約は、「ハガキ」「電話」で簡単に行えます。パソコンやスマホは必要ありません。
宿泊施設を探す手間がかからない
普段旅行しない方がホテルや旅館を探すには、旅行代理店に行くか、インターネットなどで調べる必要があります。
カタログギフトには、全国の厳選された宿泊施設が掲載されているので、探す手間がかかりません。
金額が相手にわからない
プレゼントの金額が相手にわかってしまうと、不要な心配や気遣いをさせてしまうことがあります。
せっかくのプレゼントなので、相手に気持ちよく受け取ってもらえる方法を選びましょう
ここまで見てきて
- カタログギフトって目上の方に贈っていいの?
- 失礼だと思われない?
と思われた方は、こちらの【高齢者にカタログギフトは失礼!?】注意点・選び方を解説!をご覧ください。
まとめ:高齢者が旅行に行くまでに必要なプロセスを理解してプレゼントを贈ろう!
今回は、高齢者に旅行をプレゼントする方法を4つご紹介してきました。
高齢者に旅行をプレゼントする上で、重要なことは簡単に利用できるかどうかです。
宿泊券や旅行券を贈る方法がありますが、特にカタログギフトがおすすめです。
理由は、贈る側にとっても受け取る側にとっても手間がかからず、どなたでも簡単に利用できるからです。
カタログギフトなら、普段旅行しない高齢者の方でも自分好みの施設が選べるので、より旅行を楽しめるでしょう。
特別な記念日や日々の感謝の気持ちとして、カタログギフトを贈ることで一生の旅の思い出をプレゼントすることができます。